曽屋 剛和 院長への独自インタビュー

父の背中を追って獣医師に

父が開業医をしていましたから、長男だった私は当然のように「跡を継ぐものだ」と思われていたんですね。ですから、何か大きなきっかけがあったわけではなくて、自然な流れのままにこの道に進んだという感じがします。
とは言え、自分の計画では、獣医師免許を取得した後しばらくは、美大で勉強したいと考えていたんですね（笑）。子供の頃からピアノや絵画などひと通りの習い事をしていて、とくに絵を描くことが大好きだったんです。ところが、大学の卒業が近くなった頃に父が体調を崩しまして。芸術の世界にまわり道することなく、動物たちの診療にあたるようになりました。

愛着のある地域の医療に貢献する

『曽屋動物病院』は私の父が開設し、私は2代目院長ということになります。私自身、この場所で生まれ、成長し、今は愛着のある地元で診療する「下町の獣医さん」という感じでしょうか。地域に暮らす動物たちと飼い主さんの生活をしっかりサポートできるように、何かの専門性を高めると言うよりも、幅広い症状に対応できるスキルを身につけてきたつもりです。
来院される飼い主さんも近隣にお住まいの方が中心で、私のことをよくご存知の方には、「ちょっと、お兄ちゃん」という感じに声をかけられますね（笑）。そんな風に、長くお付き合いが続く飼い主のみなさんに寄り添いながら、動物たちにも飼い主さんにも負担のない診療をしていきたいと思っています。

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