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閉塞性動脈硬化症(ヘイソクセイドウミャクコウカショウ)の原因

動脈硬化によって血管が細くなり、その先に流れる血液の量が少なくなっておこるもの。動脈硬化によるほかの病気と併発することが多々ある。最終的には壊疽に至る病気。

閉塞性動脈硬化症(ヘイソクセイドウミャクコウカショウ)の症状

手足が冷たく感じ、歩くとおしりやふとももの外側などが痛む。動脈硬化が要因。

閉塞性動脈硬化症(ヘイソクセイドウミャクコウカショウ)の治療

薬物療法やバイパス手術、壊疽が強い場合は足を切断する手術がおこなわれることもある。
受診科目
心臓血管外科
循環器内科
ペインクリニック

この病気について1人の医師の見解があります。

医師から聞いた
閉塞性動脈硬化症の対処(治療)方法

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生活習慣病に起因し、複数の疾患で重症化リスクが高まる

動脈硬化は、糖尿病、高血圧、脂質異常などにより血管が長期的にダメージを受けることで血管の壁に傷がつく事から始まります。進行すると、プラークと呼ばれるコレステロールの局所への蓄積である動脈硬化巣が徐々に肥大化し、血管内部が狭くなったり破裂して血の塊ができて閉塞してしまう病態です。閉塞が心臓の冠動脈に起これば心筋梗塞、脳の血管に起これば脳梗塞になります。動脈硬化の原因は加齢だけではなく、リスク因子である糖尿病、高血圧、脂質異常症、肥満症などの生活習慣病が挙げられ、特に内臓脂肪の過剰蓄積である腹部肥満が大きく影響します。ただ、肥満でない人の中にも内臓脂肪が溜まっている場合(かくれ肥満)もあるので注意が必要です。メタボリック・シンドローム(俗に言う“メタボ”)として知られるようになりましたが、マルチプルリスクファクター症候群とも呼ばれ、各々のリスク因子は軽度であっても同じ人に複数存在すると動脈硬化性疾患のリスクが高まってしまう病態です。治療は糖尿病、高血圧、脂質異常症の個々の治療の前に肥満のある人であれば肥満を是正する、つまり生活習慣を改善する食事療法や運動療法にも取り組むことが重要です。残念ながら現在の医学では、この薬だけ飲めば全て解決できるといった魔法の治療方法はありません。従って、動脈硬化を予防するためにも、日頃から食生活に気を配り適度な運動を心がけ、生活習慣を整えつつ肥満を防止することが肝要です。

岡本 芳久 院長
溝の口おかもと糖尿病内科
岡本 芳久 院長
川崎市高津区/溝口/溝の口駅
●内科 ●糖尿病内科 ●代謝内科 ●内分泌内科 ●老年内科
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